正直に言いますが、私は面接が苦手です。
1対複数の形式で、こちらが一人、向こうが数人に囲まれて質問されるあの雰囲気…。
まるで取り調べを受けているかのような気分になります(いや、取り調べを受けたことはないんですが、なんとなくそんなイメージです…笑)。
特にイギリスでの面接は当たり前ですがすべて英語。 「もし分からないことを聞かれたらどうしよう…」「うまく答えられなかったらどうしよう…」と、不安ばかりだった時期もあります。
「イギリスで医療職、介護職を探してみる」という記事も過去に書いているので、参考にして下さいね。
面接は10回以上、職場も5回以上変わっています
これまでに私は少なくとも10回以上は面接を受けてきました。 実際に働いた職場も5回以上ありますし、転職のたびに2〜3ヶ所面接を受けて、落ちたり受かったりを繰り返してきました。
その中にはOTアシスタントの面接も含まれていて、内容は当然、アシスタントとOTで大きく違います。でも、「よく聞かれる質問」「ほぼ毎回聞かれる質問」というのは、ある程度傾向があります。
今回は、その中でも特によく聞かれる質問と対策ポイントを、私の経験を元に紹介します。
絶対に聞かれる質問①:「What can you bring into this role?」
これは本当に毎回聞かれますし、今は私も面接官として必ず聞いています。
要するに、「あなたを雇うことで、チームにどんなメリットがありますか?」という質問です。
ここでは、自分のスキル・経験・性格的な強みなどをアピールする場面。 ポイントは、その職種で求められている内容(=Job Description)を事前に読み込んでおくこと。そして、そこに合った自分の強みをしっかり伝えることです。
絶対に聞かれる質問②:「What is your understanding of relevant legislation and guidance?」
これは法律やガイドラインへの理解を問う質問です。
例えば、私が現在働くAdult Social Careでは、次のような法律が重視されます:
- Care Act 2014
- Safeguarding
- Mental Capacity Act 2005
- Health and Safety
- Equality Act 2010
- Human Rights Act 1998
- Data Protection / GDPR
NHSで働く場合はさらに:
- NICE Guidelines
- IPC(Infection Prevention and Control)Guidance
- RCOT Code of Ethics
- HCPC Standards of Conduct
なども必須です。
日本でOTやPTの免許を取った方は、イギリスのこれらの制度に馴染みがないと思いますが、しっかり勉強しておくことが大事です。本当によく聞かれるし、大事です。
ケーススタディ系の質問も多いです
たとえばOTの面接なら:
- Manual Handlingのケース
- DFG(Disability Facilities Grant)関連のアセスメント経験
- Safeguardingが関わる場面でどう行動するか
- 認知症の方に対するアプローチ
- リスクマネージメントについて
アシスタントの面接のときは、こんな質問がありました:
「患者さんが目の前で転倒したとき、どう対応しますか?」
これは焦らず、安全確保・報告・チームへの共有など、冷静な対応を答えるのがポイントです。
チームワークに関する質問も多いです
- 同僚が仕事に悩んでいると相談されたらどうしますか?
- チームの一員としてどのように貢献できますか?
OTもPTも、多職種連携(MDT)がとても大切な仕事なので、チームで働く力=communication & collaborationが評価されます。
「なぜこの仕事に応募したのか?」も聞かれます
「What made you apply for this job?」
この質問には、Job Descriptionをしっかり読み込んでおくことが大切です。 「どうして今の職場を離れたいのか」+「なぜこの職場に興味があるのか」を明確に話せるようにしましょう。
例:「病院での経験を活かし、今後は在宅支援にもっと力を入れたいと思った」「この職場のこういう考え方やアプローチ方法に共感した」など
「How do you prioritise and manage your caseloads?」もよく聞かれます
OT/PTはとにかく忙しいです。ケースの多さに年中アップアップしてます。
その中でどうやってケース管理を行なっていくかはとても大切です。
- 高リスクなクライアントを優先
- チーム内で適切に振り分ける意識
- 他職種にパスできるケースを見極める
例:OTにきたリファラルだけど、これはPTに適しているのでは?と判断し連携を取るなど。
PTの面接ではこんな事も聞かれているみたいです。
- How do you assess mobility?
- How do you plan rehabilitation goals?
- Falls preventionや筋力強化の経験について
PTならではの身体機能の評価・介入方法を具体的に問われることが多いようです。
競争率について
私の経験では、経験が浅い時期のほうが倍率が高かったです。 特にNHSのアシスタントのポストなどは倍率10倍以上のところもあり、かなり落ちました。
一方で、経験を積むとチャンスは広がり、倍率も落ち着いてきます。 特にロンドンは競争が激しい傾向にあるので、郊外や地方のポストを狙うのも一つの手だと思います。
さいごに:
面接は、回数を重ねることで少しずつ慣れてきます。最初は不安だらけでも、自分の経験をしっかり振り返って、準備しておけば大丈夫。
私の友人には「マーケティングの為にも定期的に面接を受けにいくようにしてる」うちに趣味が面接を受けに行く事にいつの間にかなった女性がいます。
特に仕事を探しているわけではないけど、まあいい話があれば有難いし、同じような業種の情報収集にもなるし、適度な緊張感が心地いいそうです。
私はきっと流石に「趣味、面接!」と言えるようにはならないと思うけれど、そんな彼女も初めは面接が苦手だったらしいので、やっぱり慣れって大切なんだな。。。としみじみ思います。
そして何より、「相手も人間」「完璧じゃなくても大丈夫」という気持ちを持って挑むと、ちょっと楽になります。
もし面接が不安な方、質問対策が知りたい方がいたら、コメントやDMでもどうぞ。
少しでも参考になれば嬉しいです!



